のんのんびより 公式アンソロジー ふゆっ!

どんどん4コマ成分薄くなってきているし、そもそもアニメは愚か原作もチェックしていない自分が果たして買う意味は……的な部分は正直あるが、しかしこの執筆陣を見ていると果たして今どこの出版社の本を読んでいるのだろう? と脳内の法則が乱れる感が楽しくてつい買ってしまう。

父とヒゲゴリラと私

3巻。
草原兄と比和さんとか、草原弟と沙保梨さん(と西原先生)とか、思いもかけず「大人の恋模様」的な話が出てきて、おおおまさかのみちるちゃん蚊帳の外?
しかしそれでも楽しく読み進められるという重層構造が素晴らしい。誰が主役になっても楽しめる、安い表現だけどキャラが立ってるとはこういうことか。

とくに「ー俺が彼女に言えなかった言葉を 言った奴がいたんだなあ」「悔しいような 少し ホッとしたような」はなかなかズーンくる名セリフ。
まあ人によっては「勝手にいい思い出に納めんな!」て文句のひとつも言いたくなるかもしれませんが(苦笑)

あとさりげなく「あれ? 俺仕事終わらせたよな?」「終わらせてから寝たよな?」のくだりは……在宅&〆切仕事抱える人あるあるなのでしょうかね?