境界線上のリンボ
- 作者: 鳥取砂丘
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2010/03/27
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 138回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
異世界モノ。
いいですねー天空都市。TRPGのサプリメントとか欲しくなりますね(なるか?
安易にメタギャグに逃げたりせず、キチンと異世界の物語に徹しています。やや機械文明も混ざっていますが、それも自分の規準としてはファンタジー風味を損ねない程度の心地よい割合いなのも幸いした。
ワガママをいえば、主人公のフゥが「異端児」「お上りさん」として、もう少し町や人々に馴染んでいくまでの苦労話、というか試練とかがあってもよかったかな? この巻に収録されている作品のなかでは、お料理を覚えるエピソードみたいなやつ。
あんまりイジメられるところをみたくもないけど、ちょっと「居場所を見つける」のが順調すぎるかなという不満も(勝手だな)←これに関しては、カラーの書下ろしでちょっと満たされましたけど。
あと、フゥの保護者であるところの「先生」も、結構設定が謎というか。
そもそも、最初ちらっと描いて見せてくれた、「異世界」関連の世界はどうなってるのかとか。
それに関しては今後の楽しみが残っていると解釈しておく。