信長の忍び
- 作者: 重野なおき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: コミック
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しかしこうして見返してみると、浅井長政ってどうなんでしょうね。
この作品や最近のゲーム始め、大抵の場合は基本信長側、というか良い人っぽく描かれているし、信長に敵対するにあたっても状況的にやむをえず……みたいな取り上げられ方をしている。だって本当にそうだったんだもん、といわれれば仕方ないとしても、でも結果だけ並べて見たら普通にひどい行動だよね、同盟結んだり破棄したり家臣見捨てたり。
そういえば織田信長を取り上げた作品の場合。当然史実として存在している避けようのないたった一つのエンディングがあるわけで、それに連なるものとして「明智光秀」「森蘭丸」あたりが登場するシーンを見るたびに心がザワザワしてしまうのが常なのですが、この作品の場合、いい意味でそれを忘れて「今この瞬間、描かれている時」の信長の行動や活躍にドキドキ、ワクワクできる。稀有な作品だなあと思うのは自分だけかな。