さび抜きカノジョ
- 作者: クール教信者
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/11/05
- メディア: コミック
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ということでお初です。
しかしまあ一体何なのだろうかこの方は。すご過ぎて色んな意味でもはや怖くなってくるわ。
(以下ガッツリネタバレ)
後書きによると「日常系4コマ→非日常ストーリー漫画→再び日常」と戻ってくる展開を描きたかった、とのことですが、ものの見事に単行本一冊のページ数でこれを成立させている。スタート時のほのぼのラブコメ風4コマからリノ
先輩の生い立ち→能力に関する突然の重いストーリー展開。そしてアカ・蒼山・黄由の正体と別れからの再び平穏な日々へ。
これだけの話をダレることなくまとめ上げ、かといって駆け足になることなく十二分に語りながらピッタリと完結させる……一体何者の所業ですか。それとも創作を生業とする人間というのは誰もがこのレベルができて普通だとでもいうのか?
それにしても帯に『旦那が何を言っているかわからない件』のスピンオフと描いてあるから「まあ唯一自分が読んでない作品だけどいいか」ぐらいに思っていたが、作中他の作品もガンガン出てくるよね……もしかして春お嬢様もなんか能力者に目覚めてバトルでもおっ始めるのか? それは困るなあ(笑)
とりあえず今回もまたすげえと言わざるをえない一冊でしたと。マジこの才能と生産能力は絶対スタンド使いレベル。